マイクの種類とお手入れ方法 | Reアールイー


マイクの種類とお手入れ方法

ボーカル用マイクには種類があります。それぞれ特性があり、種類によって録音性や音の広さ・力強さなどが変わります。また、マイクの品質を保つためにはしっかりとメンテナンスをすることも重要です。手入れの方法や頻度によっては買い取り価格も変わってくるので、正しい方法でケアをするようにしましょう。

マイクの種類とお手入れ方法

マイクは大きく分けて2種類ある!

マイクには大きく分けると、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクがあります。
ダイナミックマイクは耐久性が高く、どのような環境でも使え、価格もコンデンサーマイクより安価です。温かくて味のある音に仕上げてくれます。

コンデンサーマイクはコンデンサーに圧力をかけ、振動による微妙な電気信号をマイク内部で拾って出力します。広帯域の振動を拾うことができ、補正や特徴を出すことができるのが特徴です。コンデンサーマイクには、ファンタム電源という24ボルト、48ボルト程度の電源が必要となります。

ダイナミックマイクのメンテナンス方法

ダイナミックマイクは比較的丈夫で、衝撃や振動にも強く、湿気の影響もあまり受けません。使用後の拭き取り作業をきっちり行えば大丈夫です。

マイクを使った後は、マイク表面に付着した唾液や汗などを乾いた布で拭き取ります。汚れや臭いがひどい場合は、グリルボール(マイク先端についている球状の網)が取り外し、そのまま水洗いしましょう。口紅などの汚れがついている場合は、柔らかめの歯ブラシでこすってあげると綺麗に落とせます。水気をしっかり切って、十分に乾かした後、本体に装着して完了です。

グリルボールが外せない場合は、固く絞った布で拭くか、少し湿らした歯ブラシでこすります。この時マイクは逆さまにして、水分が下に落ちるようしてください。また、専用の除菌スプレーを使うのも良い方法です。
普段の保管は、専用のケースへ入れてできるだけ湿気のこもらない場所に保管します。ケースがない場合は密閉できる袋に乾燥剤と一緒にいれておくと良いでしょう。

コンデンサーマイクのお手入れ方法

コンデンサーマイクにとって、水分は破損の原因になるので、濡れた布などで本体を拭かないように注意してください。しかし、グリルが取り外しできるマイクであれば、ダイナミック型マイクと同じように外して水で洗うこともできます。ここで少しでも水分が残っていると故障の原因になりますので、くれぐれも十分に乾かしてから取り付けてください。
グリルが外せない場合、乾いたやわらかい歯ブラシを使って、優しく丁寧にグリルの付着物を落としていき、最後に乾いた布で拭き取って完了です。この時もマイクは逆さまにして作業を行い、付着物が下へ落ちるようにしてください。

また、コンデンサーマイクは湿度に弱いので、湿度管理ができる場所に保管するようにしましょう。カメラ用の防湿庫などがあると便利ですが、ない場合は密閉できるタッパーに乾燥剤と一緒に入れて保管するのが良いでしょう。湿度計を入れて定期的に湿度がチェックできるようにします。

ボーカル用マイクの買い取り相場ってどのくらい?

ボーカル用マイクの買い取り相場はどのくらいなのでしょうか?いくつか例を挙げてみましょう。

  • NEUMANN/ノイマン TLM103 コンデンサーマイク 35,000円 ~ 45,000円
  • AKG/アーカーゲー C214 コンデンサーマイク 14,000円 ~ 18,000円
  • Blue Microphones/ブルーマイクロフォンズ Bluebird 7,000円 ~ 10,000円

といったところです。どのようなマイクにせよ、お手入れの行き届いたものの方が良い価格が付くので、メンテナンスはこまめにするようにしましょう。

「マイクなんて人が使っているものだから売れるのかな?」と、そのままゴミとして出してしまう人もいるようですが、使っていないマイクが出てきたら是非楽器買取Reアールイーに連絡してみてください。

※お買取り額は動作・状態・付属品により前後いたします