公開日:2014年11月18日
ローランド JUNO-106 61鍵6ボイス シンセサイザーをお買い取りしました。
ローランドの歴史的名器「JUNO-106」。1984年から1988年に生産された世界的なヒット・モデルです。
発売当初はリーズナブル・プライスのエントリー・モデルとして発売されたモデルですがシンプルで独自の仕様がプロミュージシャンにも高く評価されテクノ系ミュージシャンの間で絶大な支持を得ることになりました。
時代がアナログ・シンセからデジタル・シンセの移行期で、いわゆるアナログのCV方式ではなくデジタルのMIDI制御方式で安定的なピッチでアナログ・シンセサイザーのサウンドを出力します。
もともと入門者用に作られたものなので多様な音作りはできませんが、逆に言うと操作がシンプルなため素早いサウンドメイキングが可能です。ここが製作者の意図とは別にプロミュージシャンからも絶大な人気を得た理由です。ローランドらしくアナログのコーラスも搭載されています。これも人気の一要素だと言われています。
生産終了モデルなので中古市場でしか入手できませんが、未だテクノ系ミュージシャンの間では絶大なる人気を誇っています。修理を容易にするクローン・チップを供給する業者が現れたためアメリカの中古市場では値上がりし始めたとも言われています。