公開日:2014年8月19日
ローランド TR606をお買い取りしました。
1981年から1984年までローランド社によって生産されたプログラマブル・アナログ・シンセのドラム・マシーン「TR-606」。
当初はベースライン・シンセTB-303と組み合わせてダンスミュージックのリズムセクションを製作するためにデザインされたマシーンです。発売当初の売れ行きは芳しくなかったものの、アシッド・ジャズやハウス・ミュージック、その他の電子ビートのダンスミュージックの勃興とともに1980年代後半までにジワジワと売れ行きを伸ばし、これらの音楽制作の基礎をサポートした歴史的な名器になりました。
TR-606には、キック、スネア、ハイ・タム、ロー・タム、オープン・ハイハット、クローズ・ハイハット、シンバルの7種のアナログ・ドラム・サウンドと拡張機能のアクセントがプリセットされています。1小節に最大16ステップまでのリズム・パターン数を32パターン、8ソングまで保存可能。このリズム・マシーンはアナログ電子音からディジタル・サンプリングへの移行期の最後のアナログ・リズム・マシーンでアシッドやハウスの黎明期のサウンドを再現するには必須のヴィンテージ・アイテムです。