公開日:2014年8月19日
ローランド MC-202 Micro Composerをお買い取りしました。
既にシンセサイザーの主流がディジタル・サンプリングに移行していた1985年から1988年に製造・販売されたディジタル・シーケンサー機能付きアナログ・シンセサイザー「ローランド MC-202」。テクノ・ミュージックを製作する定番のモデルとなりました。
アナログシンセもディジタル・シーケンサーも高価だった時代に7万円を割る価格は革命的で、この低価格も初心者用のモデルとしてのポジションを得ることを可能にし、多くのユーザーを獲得できた一因とも言えます。
シーケンサー部分は2チャンネルになっており外部からも音源を入力でき、内蔵音源は2600音もプリセットされています。テクノ用に愛用された要因は何と言っても内蔵音源のポルタメントをON/OFFできる機能を持ったシーケンサーを搭載している点にあると言えます。これら当時としては膨大な機能やトーンを搭載し、これ一台で一曲のソングを組み立てられる仕様によって一躍テクノ用シンセ・シーケンサーのヒット商品となったモデルです。
MC-202は基本的に先行のベースライン・シーケンサーTB-303の後世代モデルと言えますがDINsyncによってTB-303と同期させることもできます。ヴィンテージ・テクノのサウンドを製作するのには欠かせないヴィンテージ・シーケンサーです。