公開日:2014年11月18日
ヤマハ ミキシングコンソール MG10 2をお買い取りしました。
2003年にリリースされたヤマハの代表的ミキサー「MGシリーズ」。小型から中規模ミキサーまで幅広いラインナップを持っています。その「MGシリーズ」が新たにバージョンアップし、その中で10チャンネルの小型ミキサーに属するのが「MG10/2」です。
ミキサーで重要なのは言うまでもなくマイク・プリアンプとイコライザーですが、「MG10/2」はここに強いこだわりをもってデザインされているとともに、独自のコンプレッサーが内蔵され、より安定的なミキシングを可能にしています。プリアンプには新たに開発されたディスクリートClass-Aマイク・プリアンプ「D-PRE」が搭載され、多段構成された増幅素子によって、大電流と低インピーダンスが実現されています。この為、中低域に芯のある艶を持った自然で空間性を感じる厚いサウンドを得ることができます。
またオペアンプも新たに開発され「MG01」が搭載されています。モノラルチャンネルには3バンドのイコライザーが搭載されており、ノイズとなり得る低周波音を排除し、ハイパスフィルターを各モノラルチャンネルに装備しているため、よりクリーンで透明なサウンドを得ることができます。モノラル入力にはノイトリック社製コンボジャックを搭載。これによりマイクとラインの双方のレベルの信号を入力することが可能となっています。
出力部では、通常小型モデルにおいて省略されるメインのXLRアウトも装備されています。外装は耐衝撃性を高めるためにメタルシャーシを採用し、パウダーコーティングでカラーリングされています。最適な対流冷却を実現するためシェイプのデザインが工夫されているとともに、ノイズを極力排除する目的で電源回路をアナログ回路から分離し、よりクリーンにサウンドを増幅します。