スーツケースのお手入れ方法
投稿日:2015年3月30日
スーツケースというのは、もともと安価な商品ではありませんから、売りたいという時にはできるだけ高く買い取って欲しいものですよね。そのためには日頃からのお手入れが重要になります。ここでは、スーツケースのお手入れ方法をご紹介します。
使ったらお手入れをして保管
旅行や出張から帰ってきて荷物を出したら、スーツケースをそのまましまってしまう……そんな人も多いかもしれませんが、お手入れをしてから保管をすると、非常に長持ちします。
お手入れの方法は簡単です。まずはキャスターの汚れを拭いて落としましょう。ゴミなどを巻き込んでいることがあるので、きちんと取り除くように気をつけてください。海外から帰ってきた時などには、スーツケースにはセキュリティーシールを貼られることが多いですが、シールがきれいにはがれない時には、ドライヤーなどで温めるとはがしやすくなります。ただし、温めすぎるとスーツケースが変形する事があるので、十分注意しながら試してみてください。
素材別のお手入れ方法
スーツケースにはさまざまな素材があり、素材の種類によって最適なお手入れ方法も異なります。ここでは、素材別にスーツケースのお手入れ方法をご説明します。
・ナイロン
通常は月に一度くらいのスパンで硬く絞った濡れタオルで拭いたり、ブラシでほこりを落とすだけで十分ですが、特に汚れが気になる時には、薄めた中性洗剤をタオルにつけて、叩くように拭くのが良いでしょう。ゴシゴシと強く拭きすぎると、スーツケースを痛める原因となってしまうので注意してください。
・ポリカーボネイト
薄くても強度が高いという特徴を持ち、ハードケースの中でも人気の高いスーツケースの一つがポリカーボネイト。薄めた中性洗剤をタオルにつけて汚れを取り、そのあと硬く絞ったタオルで洗剤を落とせば汚れが落ちます。ただし、シンナーなどの溶剤を含んでいる洗浄剤、漂白剤などを使用するとヒビが入る恐れがあるので、使わないようにしてください。
スーツケースの外側がきれいになったら、内側もお手入れをしましょう。ウェットティッシュなどを使って汚れを拭き取ってあげてください。完全に乾ききっていない状態で保管するとカビが発生することがあるため、よく乾かしてから片付けましょう。保管場所は、直射日光に当たらず、風通しの良い場所がベスト。どうしても湿気がある場所になってしまう時には、乾燥剤をいれておくと良いでしょう。
へこみを自分で直すには?
長旅を終えたあと、樹脂製などのスーツケースがへこんでしまった……という経験はありませんか?へこんでいるだけの状態ならば、ドライヤーの温風を強めに当てて素材をやわらかくし、内側から押すことで直せると言われています。ただし、ドライヤーの当て方などによってスーツケースの素材が痛む可能性もあるので、十分注意してください。
また、亀裂が入っている時やフレームが歪んでいる時には、自分で直すのは難しいため、専門業者で修理する事をおすすめします。
スーツケースを消臭するには?
スーツケースの中に変なニオイが残っていたら、次に使う時に荷物にそのニオイが付いてしまいそうですごく嫌ですよね。一番簡単な消臭方法としては、スーツケースを開いたまま天日干しする方法です。お天気が良い日に外に出して干してみてください。
また、重曹も使えるアイテムです。中に振りかけて1日置いておき、そのあと掃除機で吸い取ったり、重曹を水に溶かしてスプレー状にしてスーツケースにかける方法があります。ただしスプレーの場合、スーツケースの中の湿気をよく乾かしてから保管しないとカビの原因となることがあるので、きちんと乾かすようにしましょう。
旅から戻って疲れている時に、スーツケースのメンテナンスまで……と面倒くさく思ってしまう方もいるかと思いますが、その後もスーツケースを使っていったり、いずれは売ろうと思っている際には大切なことになります。
簡単にできるメンテナンス方法がたくさんありますので、きちんとメンテナンスをしてきれいな状態を保つようにしましょう。