公開日:2014年6月20日
マーシャル 1987X BROWN EYE MOD 50W 真空管 ギターアンプヘッド 425B スピーカーキャビネットをお買い取りいたしました。
ハードロックのギターアンプの定番と言えば、何といってもマーシャル・アンプですね。1978年、ヴァン・ヘレンがデビューした際話題となったエディー・ヴァンヘレンのいわゆるブラウン・サウンド、あのブラウン・サウンドはこのマーシャル・アンプによって作られたと言われています。
さて、この改造マーシャルBROWN EYE MODですが、これは多くの大物アーチストが使用するフリードマン・アンプのデイブ・フリードマンによって改造されたブラウン・サウンド・アンプで、日本国内ではほとんど流通していないレアものです。ブラウン・サウンドとは低音域に厚みのあるウォームな歪み系サウンドのことですが、彼の改造したものはハイ・ゲインにパワーがあり、くっきりしたサウンドが得られるにもかかわらずローノイズであるところから多くのブルース・ロック・ギタリストから高い評価を得ています。
ハードロック用のマーシャルと言えば100Wが主流ですが、このアンプの出力ワット数は50Wです。出力は100ワットの半分ですが、音量は対数計算ですので50ワットは100ワットの85%近い音量を出力できます。大ホールでヘビメタ等をやるのでなければ十分な音量パワーを持っています。
さて、このマーシャル1987X シリーズは100Wタイプに比べ比較的小音量でも微妙で絶妙な歪みサウンドを得ることができるためジェフ・ベック等あえてこの50Wを選択している大物ギタリストも少なくありません。製作者のジム・マーシャル自身がこのタイプを最も気に入っていたとも言われています。