公開日:2014年6月2日
ヤマハ スーパーアックス Super Axe SA1000をお買い取りしました。
1970年代後半のフュージョン・ジャズ・ブームの中で作られた「YAMAHA SAシリーズ」。SA1000はそのシリーズの中で比較的手頃な価格(といっても当時の小売価格で10万円)のモデルです。
SAシリーズは、1970年代のフュージョン・ブームの中で多くのジャズ・ミュージシャンやスタジオ・ミュージシャンがGIBSON ES-335を使っていたことからこれに代替する国産モデルとして1977年に開発・販売されました。当時のスターであるラリー・カールトンやリー・リトナーなどもYAMAHAのSAシリーズを使用していました。
シェイプはES-335とそっくりですがサウンドは全くYAMAHAオリジナルで、ES-335が中低音の豊かなメロー・トーンであるのに対してSA1000はレスポンスのはっきりしたシャープなサウンドが特徴です。ロック用のギターとしての評価はES-335の場合賛否が分かれますがSA1000はロック用としても十分使えると多くのロック・ギタリストから評価されています。
ボディはビーチ(ブナ)とバーチ(カンバ)、ネックはマホガニー、フィンガーボードはエボニーを使用。ピックアップはハムバッキングでアルニコⅡピックアップがネック及びブリッジ・ピックアップとして搭載されています。生産終了品のレアもので中古市場でしか入手できません。